Paris Gourmand パリのおいしい日々

ル・カンシー(パリ12区)Le Quincy Paris 12eme

12 fevrier 2015

Diner-spectacle au Quincy. Un mythique bistrot a Paris.
まるでオペラで味わうような感動をくれたディナー。ここは、唯一無二の魅力を持ったむかーしからある名物ビストロ。オーナーのムッシュ・ボボスの個性が強くて、好き嫌いがかなり分かれるらしい。私は、先週仕事で来た時にすっかり魅力にはまってしまい、早速再訪。
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Ouverture. Champagne, saucisson, pate campagne, jambon "Boboss"&foie d'oie. Hmmm, delicieux, l'un l'autres.
オペラ”ル・カンシーの夜”、開演。序曲。
シャンパーニュ、サラミ、先週中庭で冷やされているのを目撃した田舎パテ(味は濃いのにさらっとお腹に入っていく)、ボボス印生ハム(パルマハム36ヶ月熟成で、ムッシュ・ボボスが厳選。塩がうすくとろけるような柔らかさ)、ガチョウのフォアグラ(なめらか~)。
出だしから早速、拍手喝采!
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1er acte. Air d'Oeuf brouillée truffée cuite par Monsieur Boboss accompagnee par un bon Quincy.
期待をあおる序曲に続き、うっとりの一幕。トリュフをガーッとミキサーで砕き、鍋にバター、クリーム、卵を割り入れ、トリュフも加えて、かきかきかきかき。火加減がポイントだそうで、しょっちゅうプラックから鍋を離して、ひたすらかきかき。18年以上かけて、少なくとも1600回はフランスのレストランに通ってきたけれど、目の前で作ってくれるトリュフかき卵、初体験。
バターの香りたっぷりの、素晴らしいお味。最後はお鍋にスプーンをつっこんで、余すところなく堪能。相方は、カンシーの白。これがなんにでも合う万能選手でとてもチャーミング。
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2eme acte. Duo de Cassoulet / Blanquette de veau. Anime par Saint-Joseph de Monsieur Boboss. Le tire bouchon est top!
二幕。カスレとブランケット・ド・ヴォーの高らかに歌い上げられるデュエット。伝統的なビストロ料理の粋を満喫。カスレが特にいい。先週味見したシューファルシも絶品だったし、次は、ポトフを試したいなあ。
ボボス印のサンジョゼフをごくごくやりながら。
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3eme acte. Choeur des desserts.
三幕。デザートの合唱。クラシックな魅力満載。ミントアイスクリーム、素晴らしい。フリュイコンフィはヴァニラアイスクリームに乗せて食べるとよいのだそう。
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A la fin, des applaudissements a Monsieur Boboss en saveurant Prune flambee.
Fantastique l'ambiance. On n'est pas a Paris, on n'est pas au temps actuel. On peut vivre vraiment un spectacle délicieux et unique ici, a "Theatre Bobosse".
Merci infiniment et bravo a Monsieur Bobosse, Mme Jacky, chef Laurent, Henri et Christophe. J'adore Le Quincy!
そしてアンコールは、ムッシュ・ボボスが素晴らしい台詞を語りながら作ってくれる、この店名物のプルーンオードヴィのフランベ。こんなパフォーマンスも、1600以上のレストラン体験の中で初めて。見とれちゃう。たっぷり入ったのを飲みきって、お腹の中、隙間ゼロ〜。
外界と一線を画したオーベルジュ風の内装、年齢層・男性率・食いしん坊率ともに高い素晴らしい客層、クリストフとアンリの目端の利くつかず離れずのサーヴィス、ローランシェフのクラシックでおいしい料理、デクパージュ料理の多いスペクル性高い演出、そしてムッシュ・ボボスのものすごく楽しいキャラクターとマダム・ジャッキーのなんとも言えない存在感。全てが溶け合って、たぐいまれな魅力を放つボボス劇場ことル・カンシー。昔から、レストランは美味しい場所である前に楽しい場所であり、オペラみたいに総合芸術を楽しめる場と思って愛して来た。そういう意味で、この店、完璧。
あぁ、これだから、レストランはやめれれない。これからどうぞよろしくお願いいたします♡
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Il a travaille a Savoy a Londres a l'époque. Il était beau!
おまけ。ムッシュ・ボボスは若い頃、ロンドンのサヴォイで働いていた。先週見せてくれた、その頃の写真。いい男〜。
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http://www.lequincy.fr/
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by yukinokano | 2015-02-14 19:44 | | Comments(0)

Journal de Yukino KANO, journaliste culinaire.  パリ在住ライター加納雪乃が綴る、フランス食文化&オペラ座バレエを中心にした、おいしい日々の記憶。文章&写真の無断転載禁止。
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